2008.2
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ハングオンできる! そんなカブを目指して?
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このTABIカブがおおむね完成して、とりあえずシェイクダウンっちゅう事で、サミー氏ととある峠道へ行ったときのこと ・・・
あまりに乗りづらくて、愕然としました・・・。 (・ω・;)(;・ω・)
街中じゃラクチンポジションも、峠じゃトンでもない。
@まずステップ
ステップ位置を云々言うのはお門違いなのは解っちゃいるのですが ・・・ まぁ、それはいい。バックステップとか色気づくつもりは毛頭ないし。むしろ、問題なのは ・・・ シフトペダルと、キックペダル!! やっぱり、マシンをホールドしようとすると、外足加重なりくるぶしグリップなりをするのですが、迂闊に足を動かすと いきなりシフトダウンしたり、キックペダルに足が当たって「ジャーーーーッ!」とか音でるし・・・。こっちがギャアアァッ! だっつうの・゚・(ノД`)・゚・ウァァァァァン
Aそしてシート!!
こっちも、思わぬ弱点が ・・・。ご存知の通り、カブのタンクはシートの下にあるわけで、シートを「パカン」と持ち上げて給油をするわけです。つまりはこのシート、片方がヒンジ部になっていて、あとは吸盤でガソリンタンクに張り付いているだけなのですよ。そして、このシート、後ろに荷物も載るので、比較的前についております。
つまりは ・・・
ケツをずらすと、シートがズレる!
リア加重しようと後ろに座ると、ずり落ちる!
つまりは、ど真ん中にちんまりと行儀良く座っていろっちゅうことですか ・・・ でもそうると、
ホールド部分、一切無し。
・ ・ ・
・・・ ええっと ・・・
試しに、膝カバあき、ステップの端っこに足乗せて、シートの前のほうにちょこんと座って峠を走ってみてください。
・ ・ ・ ・
怖えええぇ〜〜〜!! Σ(゜д゜;)
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対策を練ってみる これで変わるぞ〜〜
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対策を練るしかないので、色々考えた末、こんなことをしてみました。
まず、シフトペダル。
まさに微妙な位置調整をして、シフトダウン側(後ろ)の位置を変えてます。足首の可動域ギリギリに下げて、ちょっと内側に追い込めば、意識しなければシフトダウンできないカラクリ。これなら、くるぶしグリップしてもシフトペダルには当たりませんですよ。裏技としては、トバしているときは、前側ペダルの逆シフト操作すれば楽チンです(笑)
お次は、キックペダル。
こんなモンをこさえてみました。
ちょっと解りづらいですが ・・・ スイングアームのシャフトと共締めで板をくっつけて、そっからストッパーを生やしています。
これで、足を後ろ気味に置いても、キックペダルに接触しません。それどころか、思いっきり内側に踏み込んでも全然問題なし。ちっこい部品ですが、効果絶大。社外品で出ないのがフシギなくらいですわ(笑)
・・・ って、カブでトバそうなんて阿呆はいないか。
シフトペダルとキックペダルの対策をしただけで、もう別物バイクですが、まだ続きます(^^) 最終にして最強兵器とは ・・・
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カブのシートそのままで大改造!? 名づけて、「D・R・S」 = ダイレクト・ロードインフォメーション・システム!!
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自画自賛してますが、我ながらなかなかの発想の転換です(^^;)。「シートそのままで大改造」ってのが、ミソ♪ いつもながら、制作費は軽微。そんじゃ登場してもらいましょう、
「 DRS 」、ドン!!!
・・・ って、ソレだけかい Σ(゜д゜;)
いやいや、これが大きいのですよ(;´∀`)。
荷台の前側のバーを一旦切断しまして、幅を広くして高さを数センチ上げる形曲げたパイプを再度溶接。そこに、オフロードのハンドルにくっつけるハンドルバークッションを取り付けたものです。これは別に、硬めのクッションならなんでもいいのですが。
これが、こんな働きをします。まずは、普通に乗っているとき。
まぁ、普通にシートに乗ってますわな。クッション性もよく、街をノンビリ走るにゃ最高です。
そしてそして、いざ、トバしたいときは、こうなります。
荷台に直乗りだっ!!!
荷台 ・・・ つまりは、フレームに最小限のクッションで直接体重をかけることが出来ます。当然痛くはないですが、そのダイレクト感は、レーシングシート並み? もちろん、シートから尻がずり落ちることなく後ろ加重ができますし、当然、ロードインフォメーションが手に取るように解ります。
オマケとしましては、リア加重でハングオン状態にしますと、今度は前気味のシートがいい具合に普通のタンクのような位置関係になりまして、ニーグリップ(膝ではさむ)もできます(゚∀゚)
外足加重 ・ くるぶしグリップ ・ ニーグリップ ・ リア加重 ・・・ 全て揃えばマシンのホールド性は文句なし。
ハングオン ばっちこーーーーい !!!!!!
更には、足回り編で触れておりますが ・・・ NS50Fと同等のレーサー的ハンドリングと、NS-1のガッツンブレーキがあればもう、アナタ ・・・
ダウンヒル ヘアピン 大好物ーーーっ!!!
冗談抜きでカブが変わってしまいました・・・。どこも小さな加工ですが、まさかここまで変わるとは。シートもステップも、ほんとに色々専用部品が出てますが、せっかくのカブの「のんびり」性能を失うのももったいない話。もし、こんなお馬鹿な改造が参考になればと思ってます。
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