ヤマハさん、ごめんなさい(陳謝)
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勢いで作っちったバイク↓ | ||||||||||
時期は、放浪した二十歳のちょっと後の頃 ・・・ たまたま古いDTを貰ったのがそもそもの間違いだったかもしれない・・・。やってきたのは、フレームと書類だけ生きている古い古いDT。そして、手元にあったのは、レースに酷使した、フレーム以外生きている(書無)DT200R。何しろ時間はあるってんで、こんなものをこしらえてしまった・・・。 ![]() フレームとタンクは貰ったDTので、それ以外のエンジンやら足回りやらはレースに使っていたDTのものだ。一見マトモに載っているように見える ・・・ いや実際、エンジンはスムースに搭載できた。フロント周りも、これまたアッサリと。しまいに、スイングアームまでもがあっさりついてしまったのだ。そこまではよかった・・・。 さて、良く見てみよう。後ろの方を・・・ ホラ、リアのサスペンションが「後傾」してないっすか!? そうなんスよ。 新旧の大きなデザインはここ、スイングアームあたりにございましてですね。新しいほうのDTのサスは付かないんですな、これが。かといって諦める訳にもいかないってんで、サスの取り付け角度をちいとばかし変更させていただきました!っと。(ヲイ) そんなこんなで、DTは無事完成 ・・・ 早速走らせてみると、出るわ出るわの予想外な展開(笑)。 アレ、ハンドル高くない? いや、リアが沈みすぎくない?? ていうか、アメリカンポジションじゃない!!?? ・・・ハイ。もうおわかりでしょうが、サスペンションの取り付け角度を変えちまうと、力に対する沈み込みも変わってまう道理ですネ。ただでさえチクハグな部品組み合わせているものだから、ディメンションもクソもあったものじゃない(笑)。前が上がって、後ろは異様に沈み込んで、まさにアメリカンバイクなポジション。そのくせ、まっすぐ走るのも難しいとくる! そして、とどめ。 「これ、スイングアームがクランクケースに干渉して、バックリ割れてるよ・・・」 おおっ!! どうりで、ポタポタとオイルが漏れていると思った!! ・・・というわけで、この哀れなるハイブリッドDTはというと、公道デビューから30分ほどで全損と相成りましてございます。ち〜ん。 ちなみに、リアサスをムリクリ溶接してくっ付けたのは、紛れもなくワタシです。ついでに、これがはじめての溶接でした。歪んでたんだろうなぁ、ズレていたんだろうなぁ、強度なかったんだろうなぁ・・・。さらばDTよ、あの日、あの直後に、即時バラす羽目になったあの胸の痛みは忘れない! 無駄になった保険代の痛みも忘れないぞぅ!! あぁ、貴重でもなんでもない無知な頃のヒトコマよ・・・。
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