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相棒、サンバーの限界を感じて、ついに買ったハイエース。選んだのは、もちろん中古の100系、2000ccガソリンの5MT、ロングボディー。なんつってもスタイルが好きですからして(^^;)

いろいろ改造をしてまいりましたが、やっぱりコレが無くては、我が家の車は務まりません!! 積載の王様、ルーフキャリア。しかも、単にキャリアを作るだけではなくて、いろいろ考えております。さて、どうなることやら ・・・
2008.7 〜


かつて、愛車サンバーを最強の旅マシンたらしめていたのは ・・・ コレだ。


かつての愛車、サンバー。そのサンバーを最強の旅マシンたらしめた装備。そして、なにより外観の特徴でもあったのは ・・・ そう、

ルーフキャリア。 



室内の荷物を屋根の上に載せられる、ただそれだけなんですけどね。それだけなのに、車の使い勝手が飛躍的どころか劇的に変化させるだけの装備でありました。軽でありながら、連泊旅にでも出られたのは、ひとえにコイツのおかげでしょう。

てことで、当然ながら、ハイエースにもその遺伝子を継いでいただきますw

難関は、「2.3メートル」の壁。
そして、やりたい事もある。


地上高、2.3メートルまで。

・・・ あくまで、「一応」のこだわりなのですが、可能であれば、すべてを2.3メートル以内に収めたいのですよ。

その理由はというと、まぁ単純に 駐車場 なのですが、自分の生活圏は適度に郊外なので、立体駐車場は主として 「高さ制限 2.3メートル」 がメインです。また、遠征したときでも、大体 「2.1メートル」とかのトコでは、デカい車は別に駐車場が確保されていたりしますが、 「2.3メートル」 のトコだと、駐車場所そのものがなかったりします。意外と、2.3メートルに収めるメリットは多かったりするんですよね〜。

てことで、ルーフキャリア + ルーフボックス 全部込みで、2.3メートルまで。

・・・ これが、大変なんだなぁ (;´∀`)

サンバーの時は、まだ何とかなってましたが ・・・ ハイエースは、サンバーより更に10cmくらい高いです。しかも、屋根が平らに近いので、例の単管とかの武器が使えないとくる。

しかも、市販のルーフボックスがほとんど使えない。

・・・ ええもう、これは絶望的に(笑) 

サンバーにくっついていたボックスも、高さが35cmなので、全高で2メートル行っているハイエースじゃ、いきなりアウト。フラットタイプのボックスじゃあ、今度は物が載らないし ・・・ あうち。まぁ、これについては、後々考えて行きますが。

そうそう、もうひとつ、やりたいことがあるのです。

サンバーの時は、広さの関係で実現しなかったのですが ・・・

車の上に登ってみたい
 (゚∀゚) !!


くだらない夢なのですが ・・・ ずっと前、サーキットのパドックの写真を見たときに、ハイエースの屋根の上にテーブルと椅子を置いて、バーべキュー食べている写真がありましてね 〜〜 ww ええもう、衝撃を受けましたわ(笑) 

どっちみち、箱載せたり、ルーフボックスを載せるので、そんなスペースは残らないのですが、それでも人が乗れるのは眺めもいいし、なんともうらやましいですからして(;´∀`) 

そんな事も踏まえて、計画を練っていくのです。


ナニはともあれ、
ハシゴが無いと話が始まりませんナ


ルーフキャリアについて、いろいろ夢もアイデアも出てくるのですが、そんなルーフキャリアを付けるためにも、必須装備が出てきます。 ・・・ そう、

「 ハシゴ 」 だ (;´∀`)

「リアラダー」 「背面ラダー」 「ゲートラダー」 ??? 色んな呼び名があるようですが、「ハシゴ」 で行きます。

これも、最初は市販品を考えていたのですが ・・・

カッコ悪い or めっちゃ高い or 使いづらい 
(|| ゚Д゚)ガーン!!


・・・ どれか、ひとつです orz

別に一流メーカーじゃなくてもいいのですが、実用的過ぎるとカッコ悪いし、スタイリッシュだと登りづらい!! 何せ、荷物を持って登ることもあるので、狭いのは頂けないです。

・・・ ついでに言うと、後々に機能拡張も考えているので、形状的に、ある程度のイメージがあったりしますが ・・・

とにもかくにも、譲れないのがハシゴの位置。場所は、絶対的にセンターです。そして、ハードに使うので、素材はステンレス。 そうなってくると、お値段は飛躍的にあがります(笑)

・・・ まぁ、いつものことですけどね (;´∀`)

てことで、作る !!!!!!!!!

できちゃえば忘れるけども・・・
大変だったなぁ〜


思い浮かべてほしいのですが ・・・

ハシゴを 「作る」 となると、難所になるのは何処を思い浮かべますか??? おそらくは、格子状のハシゴそのものだと思います。それが一番目立つので、イメージ的に強いとは思いますが、さにあらず。ハシゴそのものはそれほど難しくはありません。しいて言えば、リアゲートにあわせての曲げとか、デザイン的なものですが、それは別にそれほど大変じゃあないのですよ。

大変なのは ・・・ コレ、

取り付け金具 ダッ!!!!



ナンですか、この曲げは ・・・ (;´Д`)ノ

三次元な曲線を持つリアゲートに、強度を出してハシゴを取り付ける金具となると、その形状がすべてです。ここは、市販品を使ってもよかったのですが、市販品はある程度の汎用性を持たせる形状となっているので、コレがすんごくカッコ悪いものがあまりに多い!! 例によって、車種専用品となると、高くなるし ・・・ ええもう、解ります、解ります。こちらも、自作する上でずいぶんと苦戦させられました。

こういったモンをよく曲げている業者ならともかく、作ったことないですからね〜。当然、曲げの専門家でもないので、曲げ担当の上司を巻き込んでの作業ですよ(笑) 緩いアール部分は何とかなりますが、短く180度で曲がっているフック部分の曲げは ・・・ 自分じゃ無理(;´∀`) もちろん、その上司も曲げたことないわけですけどね。

とはいえ、技術供与を受けたとしても、肝心のデザインが決まらなきゃナンにもならないわけで。

・・・ 完成したあとでスッカリ忘れておりましたが、この金具の形をどうするかで、えらい悩んだのを思い出しました ・・・

リアゲートに直接溶接するんなら簡単なんですけどね♪ ・・・ そうも行かんw

いつものことながら、苦戦させられるのは、こういう目立たない部品です。一度、カタチができちゃえば 「こんなもんか〜」なんですけどね(^^;) ゼロから発想 するのがしんどいのは、世の常人の常。ああぁ、苦労したのを思い出した。うんうん、よく作ったもんだ。まぁ、すべては、最強の積載へのためですが ヽ(-`ω´-)


話を戻して ・・・ ステーとハシゴ本体とのジョイントはこんな感じで。 ・・・ お気づきと思いますが、単管クランプです(笑)  こうすると、見た目はちょいとアレですが、ハシゴの取り付けには随分と遊びが生まれます。てか、完全に固定したのを作ると、ほぼ間違いなくリアゲートにフィットしませんからね(^^;) 車を持ち込んで製作しているわけではないのでご了承くださいませ。すべては、メモと図面と記憶の勝負(笑)



さぁ、ハシゴを取り付けてみよう !!!

まずは、上の取り付けステーは ・・・ こんな感じになります。

上側は引っ掛けるカタチなので、穴あけ加工等は一切無し。ステーの下にはゴムを挟んでおります。



さて、上側をガッツリ固定。ここまではよかったのだけども ・・・



実は、下側が微妙に長さが足りず (|| ゚Д゚)ガーン!! 

てことで、上側で調整しました。 ・・・ やっぱり、クランプ方式にしてえがった 〜・・・




ハシゴ、完成 っっ !!!!!



さすがに、最初は恐る恐る。緊張しましたが ・・・ なんだ、ぜんぜん大丈夫だ ヽ(´ー`)ノ。φ22のステンレスパイプ。少し肉厚がある代物ですが、もっと弱弱しいかと思いきや、体重かけてゆすっても全然大丈夫。おおっ、見事にハシゴだぁ(笑)

ヒョイヒョイと、車の天井に登れるというのは ・・・ こりゃ、気持ちええ (゚∀゚)


悩ましきルーフキャリア設計
今度は、上に乗りたいなぁ (;´Д`)ノハァハァ


賢明なるなる方なら、気づいているかもしれませんが ・・・

ルーフキャリア、ついてんじゃん?



・・・ 正しくは、「ついていた」ってのが正解(^^;)

確かに、ルーフキャリアは付いておりました。買ったときに、すでにおまけとして付けてもらっていたものなのですが ・・・ やっぱ、この程度の市販品ではお話にならなかったのですよ。

てことで、もう一度、ルーフキャリアに求めるものをおさらいしときましょうか。

人が乗れて、高さを2.3M以内にする。

てことで、NGだったのです (;´∀`)

まず、強度。耐荷重は30kgとか60kgだったとしても、人が乗れる様なもんじゃなし。そして、高さ。汎用性を持たせるためとはいえ、車の天井との隙間がこんなに開いているようじゃ、スペースがもったいないでしょう・・・。

そして、求める条件はさらに出てきます。

・デカくしたい
・でも、軽くしたい
・一人で載せれるようにしたい
・強度・軽さ・耐久性・そしてコストの追及


エラい悩みましたわ (;´Д`)ノ

サンバーの単管ルーフキャリアは、丈夫だったのですが、何しろ重くて(笑) その重さは、分解式という手法で解決していたのですが、その分、組みつけがかなり面倒だったのも事実。今回のハイエースのルーフキャリアは、単純に面積でいえば、サンバーの倍近く(!)になるので、重量も無視できないのですよ。重くなると、燃費・ハンドリングの悪化はもちろん、ルーフキャリアの装着脱着が面倒というか不可能にもなってしまいますからして。

また、重さだけでなくて、耐久性も重要。軽くするだけなら簡単なのですが、人が乗れる強度を持ち合わせつつ、軽くして、なおかつ長期間メンテナンスフリーの耐久性。ついでに言うと、当然ながら、コストは最低限に抑えねばなりません (笑)

そして、更なる課題がここに。



(↑) 取付金具も、どうするかってトコですね 〜〜

ちなみに、写真は、もとから付いていたほうのルーフキャリアのもの。

なんかもう、よくわからない形状です。でも、やたらにボルトを使う、無骨な形状よりも、こんな感じで、二本のボルトで、締め込み&固定ができりゃあ、スマートでいいですわな。

これを自作するとすると、寸法から材料からの設計が ・・・ ぐはぁっ

言葉よりも完成品
こいつでどうだっ!!


設計上の悩み・苦悩・七転八倒を書いていたら、いくらページがあっても足りないので、途中経過をスッ飛ばして ・・・

いつもの、 完成品、どんっ!!



ソイツを載っけると、こうだっ!!



お得意、おなじみ材料、14mm×32mmの角パイプの組み合わせ。

マウント部を10箇所にして、ラダーにも使ったこの角パイプを使えば、耐荷重は、全体で500kgは余裕 。角パイプ一本だけに荷重集中も、100kgくらいまでは耐えるはずですよ ヽ(-`ω´-) 

また、ルーフキャリアを、前後二分割 にすることによって、一人でも車に搭載ができます♪ 



そんでもって、見よ! このクリアランス !!



上側がルーフキャリアで、下側がハイエースの天井です(笑)

ど〜スか、この、あり得ないクリアランス  (;´∀`)

すべて、計算の上で設計したとはいえ、実際にその隙間を見ると、お見事としか言いようがないですな・・・。われながら無謀なる挑戦です。



懸念だったマウントは、こ〜なりました。



例によって、上司をアドバイザーに迎えて、ヒィコラ言いながら曲げました (;´Д`)ノ

基本設計は、もとのキャリアのマウントを参考にしたとはいえ、寸法そのほか、素材の厚み、素材選びはすべて自分。曲げ角もまたしかり。もともと、ベンダー(曲げ機械)を使うことはほとんどなかった自分なのですが、このキャリアを作るにあたって、随分と鍛えられましたね〜。(事実、コレ以降は、ベンダーを使うことが飛躍的に増えたのですよ)



この形状だと、車の桟(サン)への押さえつけと、ステーの固定がボルト一種類だけで、事足ります。ボルトを長めにして、ダブルナットにすれば緩み防止も大丈夫!! 

今、ここの文章を書きながら思ったのですが、希望者がいれば、図面を丸ごと公開するのも有りかと思っております。いかがでしょう??


ラストは、載せる 「板」 だけ、
な ん だ け ど ・・・。


ちなみに、サンバーの時は、普通の板を載せておりました。



これはこれで、見た目も良くて、安くて、丈夫で、気に入っていたのですが ・・・

結局は、使っているうちに 腐る カビる 割れる という、三重苦を受けることになってしまいましてね 〜 (;´Д`)ノ

木材、NG。

という結論になっちまいました ヽ(´ー`)ノ

でも、そうなると、代替品というのがなかなかに難しかったりします。ちょうど、板の代わりになりそうな、フェイクウッド?? (素材はプラスチックなんだけど、木材のように切ったり削ったり釘うったりできる新素材)が目に付いたのですが、コスト的に木材の10倍近いので、これは即座に却下。その次に、金属製の網 (ラス網) を考えたのですが、こちらは値段と重量で却下。 アルミは ・・・ 値段で却下。 鉄板を曲げるのも考えたのですが、こちらは重量で却下。







・・・ で、 あ〜でもない こ〜でもない と、ホームセンターをぐるぐる回っていたところ、こんなモンを発見!!!



「 ダブル野縁 」

なんでも、「ダブル野縁 (のぶち)」 と、呼ぶそうです。

ナンに使うものなのか知りませんでしたが、なんでも、建物の内装、天井の裏に使うモノなのだそうな。今の建物の天井ってのは、こういうモンでぶら下げているんですね〜。知らなかった。ためしに、「ダブル野縁」で検索してみてください。たとえば、こんなところが出てきたりして、しばらくは 「なるほどな 〜」なんて感心してましたが(笑)

なにはともあれ、4Mで、\280 ナリ。

・・・ 安っ Σ(゜д゜;)

あまりの安さに、素材がなんなのか解りませんでしたが、溶融亜鉛めっき鋼板 だ、そうです。金属だと錆びが怖かったのですが、どうやらこの溶融亜鉛めっき鋼板とやら、かなりの耐候性と、多少の傷だと、そのめっきが溶け込むカタチで錆び防止をするという、まさにうってつけ の素材らしい。

ただし、強度はイマイチ。

まぁ、当然といえば当然なのですが ・・・ でも、強度不足なのであきらめようかとも思ったそのとき、片付けようとして二本を向かい合わせに組み合わせたときに、 ヒラメイて しまいました 〜・・・。

二本、ひと組で、抱き合わせれば強度バッチリ!!

うんうん、ためしに体重かけてみてもビクともしませんわ。

こりゃ、即採用!! ってことで、役者がそろって、あとは 切断 穴あけ 組み付け と、ひたすら地味なる作業が始まるのです ・・・



そんでもって、完成品 ドン !!



人も乗れるし、荷物も載っかる !!



ああ 〜 、こうして、緑の箱 (左から、 ガソリンコンロ関係 食器関係 鍋関係)が載っているのを見ると、落ち着きますね〜 (笑)

ちなみに、サンバーの時と違って、この箱用のキャリアが、前後二列に増えているので、さらに箱を3つ、載せられます。オフロード行くならば、これにプロテクター系と、汚れ物用のカゴなどが載りますし、旅に行くならば、そのまま子供用の自転車も搭載可能!!

また、前側の大型のルーフキャリアは、今度の計画である、「ルーフボックス」 のエリアとなります。そしてこのルーフボックス、すでに市販品じゃ高さがオーバーになるために、自作計画が進行していたりして ・・・ (^^;) ナニはともあれ、そのスペースとなるわけです。

一歩一歩ですが、理想のカタチに近づいてますね 〜〜 ヽ(´ー`)ノ

・・・ え、 「理想って、ナニよ ?」 ですって??

そりゃあ 、 もう 、

思い立ったら、10分で野宿準備OK!!

ですわ (笑)




お次は、塗装編だっ!

@出会い
A足元照明♪
Bコンパネ貼り
C室内に単管!
D単管応用編♪
E簡易ベッドを作る
F自作ルーフキャリア
G全塗装っ!
Hルーフボックスを作る
I蛍光灯を付けるぞ
J背面キャリア製作!
Kもっと自転車搭載計画
L傷がついたからカスタムペイント?
M車中泊ベッド増床計画!
Nマフラーの蛇腹から排気漏れ
Oハイエース100系冷却水交換!
Pプロペラシャフトの異音を修理
Qファンベルト調整
【修理】マフラー遮熱板補修!100V溶接で




■□ 参考リンク □■

  


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