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ハイエースを買ったときから、周囲から聞こえてくる声がありました。

「 今度のは、何色に塗るの? 」
「 いつ 塗るの? 」


ええっと〜・・・ ナンか、クルマを塗装するのが大前提になっているようなのですが (;´Д`)ノ てか、前のサンバーならともかく、ハイエースというと、表面積で言えば、倍近くに広がってますけども。えんらい大変そうなのですがっ! ・・・ なぁんてこと考えて先延ばししていると、

「 とうちゃん、ハイエース、いつ ペンキ ぬるの?」

息子にも言われたか −−−−−ッ!! (|| ゚Д゚)ガーン!!

ええもう、解りました。どうせ塗るのは時間の問題。重い腰を上げることにしましょうかねっ!!!!


2008.9


塗装といっても、ハイエース・ロングボディー・・・
デカくね?? (;´Д`)ノ


いや、相当にデカいだろう ・・・
(;´Д`)ノ ↓




さすがに、今までバイクなりクルマなり風呂場なりを塗ってきた身としては、技術的な面での不安や未知部はないので、どの塗料をどれくらい使って、どれくらい時間がかかるというのはおおむね予想がつくのですが ・・・ そう、ひとつだけ不安があるとすれば、とにもかくにも表面積がデカいということ!! サンバーも軽ではデカいほうだったけども、ハイエースはもっとデカいなぁ〜・・・







でも、塗る。
塗ると言ったら、塗る。


時間とか手間とか、そんなことを考えていたらなぁんも出来ないです。「塗る」か、「塗らない」かで考えれば、塗ったほうが愛着もわくし、自分のクルマになるというもの。そこまで決まっているんなら、考えるまでもないデショ。こういうのは、用意は周到に。計画もしっかりと。備えさえしっかりした後は ・・・

ノリと勢いでGO!!! 

まずは下準備!!
実は塗装よりも時間が掛かったりして ・・・


まず、外せる部品は、外す。





あまりに基本中の基本だけど、意外と、いざとなると面倒になるのが、コレ。でも、外せるものは外す。これが、余計な失敗を防いでくれるのはイヤっちゅうほど知っております(笑) ただ、今回は、前日に準備して、翌日に場所を移動して塗るので、公道を走る上で最低限必要なモノは残しておきます。

そんでもって、「足づけ」

これも、基本ながら、かなり手を抜きたくなるトコロ (;´Д`)ノ ・・・

でも、やる。



手間は1時間くらいのもんだろうけども、塗装はいつまでもそのままです。何年も乗るんだもんね〜。解っちゃいるんだけど、やれない作業ではある。それは解る。でも、そのささやかな手抜きが後々に生み出す弊害を考えると ・・・ アタマは嫌がっていても、手は動く (笑)

手順としては、まずはしっかりと洗車をしときます。おおむねの汚れを落としたら、今度はサンドペーパー(番手は400から600くらいか?)に、台所洗剤を薄めた液をつけながら研磨します。どれくらい削るか、というよりも、とにもかくにも 油分と、汚れは落としておくに限ります。あと、錆びている部分があったらソレも地金まで。手を抜くのは楽ですが、あとで後悔するのを考えれば安いもの。これも、アタマよりも手が先に動きますね〜 (ってことは、相当痛い目にあった経験があるっちゅうことですがね)。

要は、サフェーサーなり下塗りが乗ればいいので、乾いたときに艶がなくなっていればOKでしょw プロはここでスコッチブライトという兵器を使うのですが、個人的にはスコッチブライトよりもサンドペーパーのほうが好き。なんだかんだ言っても、信頼性が違います。ただし、スコッチブライトの強みってものもあるので、ワタシは併用しますね。汚れ落としには最強ですからして。


そんでもって、マスキング!!



これが、手間としては最強クラスでしょう!!!

そんでもって、手抜きが顕著に現れる点でも最強 (;´Д`)ノ

写真は、すでに塗装場所である、職場へと移動しておりますが、マスキングも、前日・当日に分けて作業しました。とにかく、塗装は一日でケリをつけたいので、道交法的にOKな場所に関しては、すべて前日にマスキング。このマスキングってやつは、とにもかくにも手間がかかります。イライラします。途中で止めたくなります。精神が病んできます。いや、マジで (;´Д`)ノ

でも、勝負の分かれ目。

・・・ つ〜か、今回何度も書きますが、「アタマより先に手が動く」 ですね。これも。

もう、サンバーのときは痛い目にあいましたわ。書き始めたらキリがないですが、窓ガラスやらタイヤハウス内やら、ドアの隙間から入った塗料が車内にまで侵入していたりして。

でも、詳細は割愛します
 ヽ(・`ω´・)


細かいことをイチイチ書いていたら読んでいるほうも疲れると思うので(笑) まぁ、そういう専門的な分野に関しては、いくらでも専門ページがあるでしょうし、本も出てますしね。逆に、ワタシみたいな素人がどうのこうの言っても、所詮素人ですしね。

そしてやっぱり、プロは凄い。

やってみりゃ解りますって。細かいことのひとつひとつ。当たり前のような仕上がりの為に、果たしてどれくらいの熟練と情熱と時間が割かれていることか。間違っても、自分でペイントすることを、「お金を節約するために」とか言わないでくださいね。仮に10万20万の請求書が来たとしても、ソレ相応の仕上がりであるならば、納得すべきです。大変ですから、コレは・・・。

でも、だからといって、「じゃあ何で、自分で塗るの?」 と聞かれると、これはこれで答えに窮するのですけどね(^^;)

これも、自分でやってみれば解ります。ほぼ間違いなく、失敗もします。塗装のアラも出ます。100点はあり得ません。でも、それでも、そうだとしても、「自分で塗った」こと自体が、プライスレスな価値として、どこかに蓄積されるのですよ。技術的にもしかり。お金を払えばそれまでですが、自分でやること。DIYであること。それは、一過性のものではなくて、そのまま次につながります。それは、間違いないですね。少なくとも、今回、「アタマより先に手が動く」 のは、少なくともちっとは成長した証(?)なのでしょうから。 

・・・ でもやっぱ、「やっちまったなぁ!」になる自分。ああぁ、DIYもいいけど、ある意味底なし沼だわな orz 

塗料は使い慣れたコイツ
肝心の色選択は???


塗料はいつも通り、コイツで行きます。

ロックエース !!



今回は、サフェーサーからして、ロックエースで統一。なんだかんだ、使い慣れたのが一番♪ ていうか、信用している小売店がロックエースを選んでいることと、職場のそばにロックエースの代理店があるからですかね。一方でイサム塗料という選択肢があるのですが ・・・ でも実のところ、希釈につかっているウレタンのシンナーは、イサム製だったります。意外と大丈夫。更に言うと、サフェーサーの希釈と、洗浄に使っているのはホームセンターのラッカーシンナー。これも大丈夫。更に言うと、ロックエースの塗料に、イサムのシルバーを混ぜてメタリックにもしましたが、しっかりと硬化しました。意外と大丈夫ww

でもやっぱ、メインの本塗りと、最後のクリアーは真面目に行きましょう(笑)

ところで更に余談を重ねさせていただきますと、画像に写っております、ロックペイントのクリアー塗料、「ロック マルチトップクリヤーQ」ですが、硬化が早くてかなり使いやすいです。「グロスクリアー」より圧倒的に使いやすいので、かなりお勧め。硬化剤が専用になっちゃうのはご愛嬌ですがね(笑) 今回は、この硬化の早さにかなり助けられた面があります (;´Д`)ノ


そして本題の、色はどうする??

色の選択に関しては色々悩んだのですが、イメージを掴むには、やっぱりより実車に近いほうがいいと思って、PCで合成画像を作ってイメージ作りをやってみました。最初は黒に赤をグラデーションで入れるのも考えたのですが、かなりイカツクなると解って却下。そのあと、サンバー同様、ディープブルーに白ラインも考えたのですが、サンバーより車体が長くて変化に乏しい車体なので、かなり間延びしたイメージになるので、これも却下。そして決定した色は ・・・ 隠ぺい力を考えると、やっぱあの色ですね 〜 (;´Д`)ノ

ほとんど、ワタシのイメージカラーになってきてますが(笑) でも、もともとは、「目立って、隠ぺい力が一番つよい色!」と、塗料のオカジマの店長に聞いたのが始まりだったとはいまさら言えないですがね・・・。

また、色とは違いますが、

サフェーサーも、使います。

正しくは、「プラサフ = プライマリーサフェーサー」ですが。 実は、サンバーの時には端折ったのですよ。でも、やっぱり色々弊害もあったし、第一、塗料の食いつきがあまりに悪かったので、今回はコストアップと手間増加を承知の上で、割とすんなり塗ることを決めました。

・・・ ただ、ホワイトを塗る手間を省くためにホワイトサフェーサーを選んだのですが ・・・ やっぱ、隠ぺい力弱いね (|| ゚Д゚)ガーン!! 

デザインは、ここんところの路線でGO!
すべては手先の気分次第♪


色は決まったとしても、デザインは塗る直前まで流動的でした。今回も、モノがデカイだけにデザインをどうするか、かなり迷いました。

以前は、割と 「カッコいい系」 のデザインを好んでいたのですがね〜。でも今にして思えば、やっぱり 他人ウケのよさ を狙っていたのが否めないです、ハイ orz ・・・。

でも、ネイプ旅カブを塗ったあたりから、ナンか変わってきちゃいましたね〜。


「ひとサマがどう思うかよりも、自分がどう思うか」

「果たして、自分が気に入って、そのマシンを乗れるかどうか」

「10人中、10人が 「まぁ、いいんじゃない?」と、70点平均を付けるのは、果たして自分らしいと言えるのかどうか?」



・・・ ぶっちゃげた話、10人の人に見せて、6人が 「まぁいいんじゃない?」と言う一方で、2人ぐらいが、「 えぇ、ナニそれ?」 って顔しかめるくらいじゃないと、自分が本当に欲しいものは手に入らない気がしますね。そしてそういう時は、残りの二人が、「すっげぇじゃん!」と、本当に賞賛してくれたりするもんです。

更に言うと、10人中、5人くらいが、否定するくらいでないと、

面白くない。
ヽ(-`ω´-)


・・・ 人間、30歳も超えると、なんかふてぶてしくなってくるもんですなぁ (;´Д`)ノ

てことで、クルマには絵を描くことにする。



相棒は、5ミリ幅の曲線用ラインテープ。

ちょっと離れたところからハイエースを眺めて、イメージ作り。そして、フと浮かぶものがあれば、それを一気に具現化していきます。

頼るのは、手先の勘のみ。

原画ナシ。
下絵ナシ。
ベースラインなし。






博打だな ・・・・

強行か、撤退か。
突然の雨、その時 君は ・・・


いきなりですが ・・・

屋外塗装は、ほとんどバクチです。

いつ塗るか? の予定は立てますが、えてして、その予定日の天気は、実際その日になってみないと判らない。雨か晴れかの天気はもとより、風があるのか、湿度は高いのか、低いのか。ホコリっぽいのか、すっきりしているのか。

そしてやってきた、夕立。

なんですか。ナンか、日ごろの行いが悪いんでしょうか???

サフェーサーを吹いて、下色を吹いて、昼飯食べて、マスキングして ・・・ そこまでは良かったんですけどね〜。しいて言えば暑いくらいで。そして、メインの色を吹き始めたところで異変に気づくわけですよ。

ゴロゴロゴロ ・・・

お腹がなっているわけじゃない。反射的に視線を上げると、遠方には黒い雲。

言いようの無い、嫌〜な感情が沸きあがってきて、現実から逃げたい衝動に駆られる。でも、現実から逃げても、ろくでもない結果が待っているのは火を見るよりもあきらか


そして、決断を迫られるのです。

まず初めに言っておくと、「見なかったことにする」「現実逃避する」が、ほぼ100% 悲惨な結果に終わります。

それは経験上、間違いないです。別に塗装に限った話じゃないですけどね(笑)

そして次に言っておくと、「早すぎる撤退」は、これもまた、無駄の塊だったりします。

マスキングから、準備までを考えると、そのロスは相当なもんですね。







・・・ なら、どうするか????


実際、ハイエースを塗っているときに、実に記録的な大雨の夕立が来たのですよ。しかも、予報にはまったくなかった、まさに2008年特有の、「ゲリラ雷雨」って奴です。

雷鳴を聞いたときから、勝負が始まりました。まず、雲の位置から、約30分以内に豪雨が来ることの覚悟を決めて、その事実を受け入れる。その上で、吹きつけた塗料が、必要最低限の硬化をする時間を逆算して、ギリギリまで塗装。それと、もっと重要なのは、マスキングについて。広い部分のマスキングは、基本的に紙類を主体としているので、いくら塗装場所が屋根付きだったとは言え、雷雨になると雨水が横殴りにくるのは必然。そうなると、マスキングが全滅する危険性があるわけです。

・・・ どうするか??

唯一の策としては、塗料の撥水・防水性を利用するのが一番手っ取り早いです。

塗装している車体を塗装するのは当たり前ですが、同時にマスキングにも塗装するわけです。しかも、可能な限り、厚く・・・。そうすれば、初期硬化さえ過ぎてくれれば、もう防水性が生まれるので、雨が当たったところで水分を弾いてくれます。 これは経験上、かなり武器になるので、ゲリラ塗装をする方は、覚えておいて損はないでしょう。

てことで、車体を塗り、マスキングも塗り、あとは潔く、外に出ている塗装道具たちを片っ端からクルマの車内に格納。ここまで来たら、「ひょっとしたら降らないかも」なんて甘い考えはすべて破棄。迅速に片付けをして、豪雨に備えるのですよ。

そして ・・・

予想通り、すさまじい雷雨到来。



たたきつける雨。屋根の意味を成さない横殴りの風、そして雨粒。容赦なく、塗装したての車体を濡らします ・・・ が、読みが当たっていたので、初期硬化を経た塗料は水を弾いています。当然、マスキング部分も勇敢に水玉を流しております。

そんな豪雨のなか、当の本人、テツは、事前に沸かしておいたお湯でインスタントコーヒーを淹れて、差し入れのオムスビをほおばりながら、ハイエースの運転席で少年サンデーを読んでおりました・・・。

約一時間の雷雨のあと、空は嘘のように晴天へ。

再びハイエースを外に出して、水滴を雑巾でふき取りつつ、最後のクリア塗装の準備へ ・・・

この色にこのシルバー
ささやかなところにプロの知恵


塗装は、こんなカンジです。



単なる黄色 (ロックエース:パーマエロー)じゃツマラナイでの、ちょっとメタリック調にしてみる。

これは、前日にやってきたサミー氏(プロの板金工でもある)のアドバイスにより、シルバーをイエローに直接混ぜるのではなくて、クリアーに数%混合して、クリアーと一緒に塗装したもの。

隠ぺい力の強い色にシルバーを混ぜても、色に埋もれてうまくいかないのだとか。かわりに、クリアーに混ぜると、効率よくキラキラにすることができました。なるほどね〜〜〜〜〜〜・・・

サミー氏、サンキュー!!

そしてハイエースはお色直し
やっと、自分の車になった気がするw


百聞は一見に如かず。

てことで、DIY道楽ハイエース、カマンッ!!



正面にテツがいるかと思いきや、側面には予定外の子供の顔w



運転席側には、カミさんもおります♪



そして、全体図はこうだっ!!!





このハイエースを見て、人によっては 「ファミリー的でいいね♪」というコメントをくれたりします。

でも、そんな気はサラサラありません (;´Д`)ノ

そもそも、ファミリーパパなんて柄でもないし、そもそも、家族をネタにしたってくらいなわけで ・・・ (笑)。ただ、このハイエースは、家族をどこかへ「運ぶ」為に存在します。また、オフロードにしても、サーキットにしても、キャンプにしても遠征サイクリングにしても、常に 「家族 と 道具」 を運ぶ為に存在するのです。間違っても、クルマがステータスな訳じゃないし、クルマに乗ったからといって、ナニが変わるわけじゃないので、ね。どっかのクルマのCMじゃないんだから ・・・ w

てことで、「こういう人間が乗っています」という意味も込めてのデザインとしてみました(笑)

イラストを描いてみて、ナニがどうなるか不安もありましたが ・・・

とりあえず気に入っているから、
オッケー!!(゚∀゚)




お次は・・・
ルーフボックスを自作だっ!!


@出会い
A足元照明♪
Bコンパネ貼り
C室内に単管!
D単管応用編♪
E簡易ベッドを作る
F自作ルーフキャリア
G全塗装っ!
Hルーフボックスを作る
I蛍光灯を付けるぞ
J背面キャリア製作!
Kもっと自転車搭載計画
L傷がついたからカスタムペイント?
M車中泊ベッド増床計画!
Nマフラーの蛇腹から排気漏れ
Oハイエース100系冷却水交換!
Pプロペラシャフトの異音を修理
Qファンベルト調整
【修理】マフラー遮熱板補修!100V溶接で






■□ 参考リンク □■

  


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