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私はできる
自己を生かす
B・スイートランド著



あれは忘れもしない、1994年7月1日・・・。

94年っちゅうことは、ワタシが18歳の誕生日の数日後だったと思います。それまで、誕生日プレゼントなぞをくれたことなかった父親が、おきなり数冊の本を渡してくれたのです。それまで、マンガか、ゲームの小説くらいしか読んだことなかった18の自分に手渡された、聞いたこともない文字の小さな本・・・。

「 多分、すごく価値のある本なんだろう 」

それだけは、ビンビンに伝わりましたよ(;´Д`)ノ 18歳の誕生日に父親が息子に手渡すくらいですから。下手にラッピングとかされていないのが、逆に迫力を感じたものです。

仕事が多忙だった上に、思春期時代には単身赴任で、数週間〜数ヶ月にちょっとだけ顔を合わすくらいだった父親。詳しくは知らないけども、沢山の部下を抱える、エライ立場だった父親。そんな父親に手渡された"本"には、深いメッセージが込められていることだけはヒシヒシと伝わってきました・・・。

でも、簡単に読めるわけではなかったのです。

読むのに、2年掛かる ・・・


でも、勉強の成績は中の下。マンガくらいしか読まなかった当時の自分にとって、活字だらけの本を読むと言うことは、あまりに過酷で困難な道のりでした。最初に読めたのは、序文の2ページ。それで挫折(;´Д`)ノ それから、数週間後にまたチャレンジして、またすぐ挫折 ・・・ これを繰り返して、読み終えたのは、実に2年後、成人を迎えるころだったのです・・・。

「 私はできる 」 それが、この本のテーマ


「 私はできる 」

・・・ この言葉、あなたは口にすることができますか?

よくよく考えてみると、この言葉を言えるヒトというのは、実は極めて少ないのです。仮に、自分自身に問うてみてください。「私は ○○を することが できるのだ」 「私は ○○に なることが できるのだ」 と、腹の底、心の底から、湧き上がる情熱と共に言えますか? これからの未来に対して、毅然と立ち向かうことができますか?

人生は、自分が思った(イメージした)通りの一生になる

これが、この本のテーマです。ありがちなノウハウ本のように、何十という小手先のテーマを詰め込んだ本とは違いました。ポジティブに生きるとか、そんなんではなくて。268ページに渡って語られる言葉は、時に精神論。時に科学的に。その一つ一つが読み手に語りかけてくるように。如何に、ヒトという生き物は自分の心に支配されているのか。そのイメージ通りの行動をしてしまっているのか。勝ちグセと負けグセというものが、どこからやってくるのか。そして、どう影響してしまっているのか。

 
・あなた自身を知る
・どんな人生を望むか?
・悩みを克服する
・自分を認めることの価値
・自分を支配するには
・習慣を支配するには
・あなたの結婚生活は幸福でありうる


まず、純粋に、他人の価値観や自己暗示に縛られずに、素の自分を感じてください。そしてその上で、「無理」とか「ありえない」とか、「いや、自分は ・・・」という、染み付いた自己評価を取っ払った上で、どんな人生を望むか? それこそ、小さな子供のように、「将来は○○になる!」と、心から夢を抱いてください。そして、その夢を大いに賞賛された子供ように。全ての可能性を手に入れた子供のように、「僕は(私は)、○○に なることが できるんだ!」 と、諸手を挙げて、はしゃいでください。

・・・ 最初はね、18歳の自分は、「そんなの当たり前」 とか、「そりゃ、上手く行く人は運がいいんだよ」 とか、そりゃ思いましたわ (;´Д`)ノ

でも、解っていたんですよ。

心の底ではね。

結局、自分が源なんですよ。どんな成功者も、結局は、自分自身が「できる!」と心のそこから思わない限り、いくら小手先のテクニックやポジティブシンキングに徹したところで、やる前から結果が見えているわけです。

俺は、できる!

30歳も過ぎたとある日、初めて、自分自身に宣言することができました。初めて言うことが出来たのです。小さい頃いじめられっ子だった自分。散々、負けグセのついていた自分ですが、長い年月を掛けて、このたった一言を手にすることができました。吸収と実践に長い年月を掛けてしまいましたが ・・・ でも、それでも、確実に何かを積み上げてきた結果です。

この本に学んだことが、ワタシの人生をひっくり返しました。この、「俺はできる」のたった一言が、これまでの人生を引っ張ってきていると確信しています。生まれも、学歴も、運も、時代も関係なし。全ては、自分の在りようが日々の生き方を変え、発する言葉を変え、そして周りの人たちとの関わりすら変えます。

まぁ、論より証拠。 もし、あなたから見て、ワタシ自身が負けグセが付いているようだったら、この本はお勧めしません。でも、もし、ワタシ自身が自信に満ちている前向きな人間に見えたとしたら、是非ともこの一冊をお勧めします!

私も、いつか息子達に贈ります。





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