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電圧を手元で調整? 距離がモノをいうのは溶接も恋も一緒♪ |
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仕事で溶接してますよね〜。 そりゃもう、いろいろなものを溶接します。モノによっては、幾つかの板厚が組み合わさっていたりして。 でね、その、「溶接条件」が違うものを溶接しなければならないとき! いちいち、溶接機のところに行って、電流/電圧を調整するのか? と、なると ・・・ そりゃもう、「否」ですよ。そんなことしてられませんもん。スピードが命ですからして。 じゃあ、どうするか?? "距離"で、コントロールしちゃいます! 近づける → 溶接が強くなる 遠ざける → 溶接が弱くなる ちょっとイメージしにくいハナシですが ・・・ 溶接が、電気の力で熱を発生して溶かしているのはご存知だと思います。 つまり、ワイヤーに電気負荷が掛けられていて、それが材料とスパークして熱を発生して、溶接! と、なる訳です。 では、その「ワイヤー」に、どこで電気を与えているか? って話ですが ・・・ その役割を担っているのが、一番先端にある 「チップ」 なわけです。 チップで電圧を掛けられて、その先の材料でスパーク。 つまり、意外と短い距離で、溶接の一連の動作は行われているわけですよ。 ・・・でだ。 掛けられる電気(電圧)が同じであるならば、そのワイヤーの長さが変わるとどうなるか???? 発生する熱は同じだとすると、ワイヤーの長さとの関係は反比例になるわけです。 ![]() ・・・ ややこしい? つまりは ・・・ 要するに、溶接ってのは、ワイヤーに電気を大量にぶちまけて 「バッチーン!」 と破裂させて、その熱で溶接するってわけです。なので、同じ電気なら、よりワイヤーが短いほうが、破裂のしかたが激しくなる! って〜、スンポーですね。 具体的に言いましょうか。 いつも、溶接するとき、ワタシは ・・・ チップ先端と材料との距離は、10mm以下です。 極めて接近戦(笑) 思いっきり近づけて、一気に溶接!! これがまた、気持ちいいのなんのって ・・・ そして、溶け落ちそうになったら ・・・ もしくは、薄板を溶接するときは、 しれ〜っ と、距離を離す。 穴埋めをやるときなどは、4センチくらいまで離すこともあります。 これが、意外とプロでも出来ない人が多い(ノД`)゚。 チマチマと調整するよりも、溶接の始まりと終わりで、強さを無段階調整できるのが、一番手っ取り早いのです。 電気的に弱い家庭用溶接機だからこそ、このコントロールは必要なのかもしれません。 また、「使えねぇ」 状態になっちゃっている方! まずは、この距離コントロールから始めてみては如何でしょうか?? ![]() てなわけで、大体、プロ仕様の溶接機の先端は、チップが出てます(笑) 長いんですよ、純正のノズル(外筒)は ・・・ (ノД`)゚。 新品が支給されたときなどは、 速攻でぶった切る のが、DIY道楽/テツ流。チップが中に隠れているなんて、コントロールのしようがないってもんです。 ただし、このようにチップを先端から出すと、材料と接触しやすくなりまる。万が一接触した場合、チップが一撃で死ぬことになるだけでなく、溶接機本体へのダメージもあるので、ご注意を!! |
トーチクリーンという助っ人 | |
トーチクリーンという、助っ人がおります。 溶接する前に、ノズル(先っぽの筒ですな)と、溶接チップに、これを塗っておくと、スパッタ(鉄の粒粒)や汚れがつきにくくなります。 また、邪道な使い方として ・・・ 溶接する対象(材料)に塗っておくと、そちらにもスパッタが付着するのを防いでくれたりします。 でもね〜・・・ 量が量だけに、個人で使うにはあまりに多いのが難点 (´・ω・`) |
保護ガラスを更に保護 これはホントに裏技ですw |
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溶接の保護面には、黒いガラス(シェイドグラスっつったかな?)が、入ってます。 でも、このガラス ・・・ すぐ駄目になるって知ってました?? 敵は、スパッターですよ。 スパッター?? スパッターとは、アレです。溶接したときに、いっぱい飛び散る、花火みたいな鉄のカス。あれは、溶けた鉄なんですよ。 そのスパッター。困ったことに、ガラスに付着する、という性質があります。 付くんですよ、ガラスに。もちろん、黒ガラス(シェイドグラス)にも。 てことで、本当は、シェイドグラスの前にも、もう一枚、素ガラスを入れるのです。 ・・・ でも。でもね、結局ガラスであることに変りはないし。それも、すぐに駄目になっちゃうのですよ。 てか、家庭じゃ、そんなガラス、捨てるに捨てられないし! 当然リサイクルにはなりません。だって、鉄の粒粒付きですもん。駄目じゃん。 てことで、これはどうだ!? ・・・ プラスチックです。 一応、正規品もあります。随分割高なんですが ・・・ でも、これは違う。 100円ショップの、文具。ハード書類ケースを、切っただけ。 お店に行って、文具を探せばすぐにあります。ソフトケースじゃなくて、堅めのハードケースのほうですね。 B4サイズとか買えば、そりゃもうエラい量、切り出せます。コストで言えば、一枚10円くらいか??? ガラスに比べれば透明度の点で劣りますが ・・・ でも、ソコは考えよう。ガラスだと、確かに最初は見やすいですが、これはモノによっては、溶接しているとすぐに見づらくなってしまいます。事実、ガラスが半日しか持たないような過酷な溶接でも、プラスチックだと、3日、余裕で持ったりします。 これは、日頃、自分で実際にやっているので、事実です(^^) にしても、家庭用溶接機。その面には、保護ガラスもナシ。 ・・・やるなぁ〜〜。 |
家庭でも200V電源が取れる!? 読者様からのアドバイス♪ |
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こういう、素晴らしアドバイスをいただきました!
ありがとうございます! ヾ(゜∀゜ゞ) するってぇと、アレですか。 ひょっとすると、家庭で200V溶接機が使えるかも ・・・ ?????? みなさんのおうちは如何でしょうか!? |
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