あの、「ﾄｺﾄｺ」走りをもう一度
･･･というのは半分嘘で、どうやら回しすぎて、ﾊﾞﾙﾌﾞが曲がってしまったらしいのだ（涙
ただ、先程も言った通り、振動を我慢して乗っているのにも飽きてきたころだったからちょうどよかったのかもしれない。車体のほうも、だんだんとﾎﾞﾛが出てきたし（適当作業のｼﾜﾖｾ）、二年半振りくらいに、改装を決行することにする。
「ｼﾝﾌﾟﾙ」と「通勤の使い勝手重視」
普通に乗るぶんには問題ないのだけど、通勤使用の際、ﾃﾞｲﾊﾞｯｸを背負って乗ると、ｳｨﾝｶｰやらﾃｰﾙﾗﾝﾌﾟが見えなくなってしまうという問題が発生してしまった。また、ﾃﾞｲﾊﾞｯｸの底面が擦れるため、塗装も削れてしまう始末。これを何とかしなくちゃいけない。
いろいろ考えた末、寝っころがりながら考えたﾌﾟﾗﾝを、そのまま決行することにした。
それをそのまんま忠実に実行するべく、半日掛かりでこんなんをこさえてみた（笑
鋼材屋で500円足らずで買ってきた鉄ﾊﾟｲﾌﾟを、ｶｾｯﾄﾊﾞｰﾅｰ二丁がけで炙り、手曲げしてゆく。行き過ぎたら戻せばいいわけで、思い切りやっても全然大丈夫。曲げちゃ切って、削って、潰して。ﾄﾄﾞﾒに、溶接。
ﾌｪﾝﾀﾞｰの原型には、SR用のFﾌｪﾝﾀﾞｰを無理矢理板金して（叩きまくった）何とか形を整えてみた。
ん〜ん、どんどん怪しくなってきたぞぉ（笑
当たり前だけど、ｳｨﾝｶｰやﾃｰﾙﾗﾝﾌﾟの位置が随分と変るので、ｽｲﾝｸﾞｱｰﾑのﾋﾟﾎﾟｯﾄﾞを経由するかたちで配線を延長しなければならない。更に、雨ざらしにされるわけだから、新しい配線を作ってやってからﾎｰｽに通してやり、端っこは熱収縮ﾁｭｰﾌﾞでしっかりととめてやる。ちなみに、ｽｲﾝｸﾞｱｰﾑはﾌﾞｯｼｭの関係でｱｰｽが怪しいとこなので、ｱｰｽ線を新たに作ってやらなければならなかった。
電装などの部品は、地味で面倒なこともあって軽視しがちだけれども、後でﾄﾗﾌﾞﾙと非常に困る個所なので、こういう時にしっかりと作業しておくことをお奨めしたい。
ﾌｧｲﾅﾙとｴｷﾊﾟｲｴﾝﾄﾞを見直してみる。
ﾌｧｲﾅﾙも、燃費重視の考えから超ﾛﾝｸﾞに振っていたけども、ここはやはりｽﾄﾚｽのないｷﾋﾞｷﾋﾞした発進が欲しいこともあって、ちょっとﾛﾝｸﾞに留めた。その気になれば、70km/hを越えるｾｯﾃｨﾝｸﾞだ。
現在ついている、ﾖｼﾑﾗﾀｲﾌﾟ2（ﾓﾝｷｰ用）の改良版、「非公認ﾖｼﾑﾗｻﾝﾊﾟｰ」は、ｴｷﾊﾟｲのｴﾝﾄﾞが35mmのまま。16mmまで落とせば非常になだらかな乗り味になるのだけど、伸びをｽﾎﾟｲﾙしてしまうことから20mmほどに留めた。ｻﾝﾊﾟｰとはいっても、「箱」の中の敷居をつけていないため、ﾃｰﾙﾊﾟｲﾌﾟ手前である程度排圧をかけておきたいところ。
一度ﾌﾟﾛに頼んだ理由は、ここから（ﾆﾔﾘ今回から、ｳﾚﾀﾝ塗装は缶ｽﾌﾟﾚｰではなくて、「ｽﾌﾟﾚｰｶﾞﾝ」を導入してみることにする。このｶﾞﾝが曲者で、なかなかに調整のあんばいが掴めないでいたのだ。そこで、ﾌﾟﾛの「音」を聞いてきて、忘れないうちにその「音」を再現してみて、全て脳に叩き込んでやる。
作業工程も、しかり。「音」「ﾘｽﾞﾑ」「手順」そして「手抜き」。これさえ覚えれば、あとは何とかなる。なにも、これを商売にするわけではないから、それで充分なのだ。これで5000円たらずならば、喜んで払いますぜ（←ﾔな男
どうも、ｱﾊﾟｰﾄ暮らしだと、ｶｽﾀﾑの道が険しくなってｲｹﾅｲ。今となっては、実家のｶﾞﾚｰｼﾞがどんなに素晴らしい環境だったか･･･むっふぅ。だけど、手が無いわけではない。単純に、家の中で組み上げれば、夜でも冬でも「超ﾖﾕｰ」ってなもんだ。ただし、家族だけは敵に回してはｲｹﾅｲ。特にｶﾐさんに関しては、趣味に巻き込むことをお奨めする（笑
あとは、「床を傷つけない」「壁紙とﾊﾞｲｸの間には、ﾀﾞﾝﾎﾞｰﾙをかませる」「作業のあとは、掃除機をかける」ってことを約束しておこう。あ、あと忘れてはｲｹﾅｲのが「飯時にはすぐｷﾘをつける」こと！ まちがっても、熱中しすぎてご飯を冷ましてはｲｹﾅｲ。取り返しのつかないことになる可能性ｱﾘ。
余談だけど、塗装やFRPもやるためには、ご近所との友好と根回しが大切。「いつも、元気に挨拶」「おすそ分けは基本中の基本」･･･ただし、階上のﾆﾝｹﾞﾝとはもともと犬猿だから、問題はﾅｼ!?
いつかは一軒家が欲しいと思うところﾅﾘ。
完全に正体不明ﾅﾘ
追加しておくと、ｲﾝﾅｰﾘｱﾌｪﾝﾀﾞｰはFRPのﾜﾝｵﾌでおこして、ﾘｱﾌｪﾝﾀﾞｰはｽｸｰﾀｰ用を、自作ｽﾃｰを介してつけてみた。ﾅﾝﾊﾞｰはひび割れが起きたので、ﾌﾛｰﾃｨﾝｸﾞ化をしてある。それにしても、前回の「赤 N-GAG」は各方面で絶賛の声を頂いたけど、こんかいの「黒 N-GAG」は、「スゴイね」とか「何これ？」とか、「ヘン」など、違う意味の驚きを提供している模様。
そんな中で笑えるのが、「でっかいﾀﾝｸですねぇ！ 何用ですか？ 250くらいのですか？」
なんて、何度言われたことか･･･。言われてみれば,確かにデカい（笑でも、もともとﾌﾙｶｳﾙだったのをﾈｲｷｯﾄﾞにして、ﾘｱｶｳﾙがついていたのを取っ払って、単なるﾊﾟｲﾌﾟのｼｰﾄｽﾄｯﾊﾟ（主に、取っ手）だけにしたのだから、ﾀﾝｸだけ目立つのもしょうがないのかも知れない。
･･･ただ、やっぱり「ﾄｺﾄｺ」走るのは、気持ちいい。我ながら、「極上の鈍足」とは良く言ったものだ。
次は ･･･ まだまだ、やりたいことは山積みだ（ﾆﾔﾘ
